温暖化防止CMについて疑問に感じた件


(社)日本民間放送連盟の温暖化防止CMの中で、擬人化された惑星が次の様な会話をします。
>金星「お前、最近顔色悪いよ」
>水星「地球人無茶するもんなー」
土星「環境破壊の達人ーん♪」


いろいろおかしくないですか?
そもそもの立場と解釈が間違っていると思います。
環境破壊が問題なのは、あくまでも地球人の価値観によるものではないでしょうか?
温暖化一つとっても、温かくなる事によって生存圏を広げた生物はいるはずです。『温暖化=悪』という概念も、人間を基準にしたものです。
地球人にとっては、金星・水星・土星などとても住めたものではないし、どれほど環境が悪化しようと地球の方がマシです。
惑星はそれぞれ温度も組成物質も違うのだし、善し悪しの判断基準がまるで不明でしょう。


巨視的な見方をするなら、環境がわずかに変化しているだけに過ぎません。
白亜紀とか氷河期を経験した地球にとって、多少の温度変化などなにするものぞ。
それなのに、『地球よりも悪い環境の惑星』が『地球人の価値観』で嘆くのは、根本的な部分で破綻していると思います。


そのうえ、星の並びもメチャクチャだし。(火星−地球−金星−水星−土星
広告代理店はもう少し考えて作成するべきだと思います。