報道内容について


物流が悪いという話は良く聞きますが、そもそも道路の復旧作業を取材しませんよね。
開通した道路や、避難所までの経路を、地図上に明記していくのは非常に有意義な事ではないでしょうか?
どこかのテレビ局で、「東京ナンバーの車」だから手紙を託されたという話がありましたが、どのような経路ならそこまで行けるのか、マスコミが知らせるべきでは? 規制されているなら、その点も告知した上で。


校庭にSOSを見つけると大喜びで報道してました。
上空まで行ったのに、当人達に取材もせず引き返すのはどうして?
見つけたら見つけっぱなしですか?
無線機を手配して届けるぐらいの手伝いもしてないようです。してれば、得意げに報道するでしょうから。


マスコミは自分達のしたいことしかしませんよね。
でかいニュースがあると、なんの進展もないのにどの局のどの番組も同じ話題一色になります。
それに、福島原発の2号機で爆発音がした時、一番爆発の大きかった3号機の映像を流していた局もありました。
原発を取り上げると、「そこまでの危険はないでしょう」というコメンテーターに、わざわざ「最悪のケースとしてどのようなことが考えられますか?」などと、危機感を煽る情報を引き出そうとします。
地震津波の発生直後も、対策や警報に改良の余地はなかったかという追及が目立ってましたね。
被災地にメインキャスターを送り込むより先に、するべき事や、配慮すべき事があると思います。


マスコミ各社が好きなところへ乗り込んで取材するのではなく、放送局ごとに取材地域を限定してはどうでしょうか?
それならば、切り離された避難所も探し出そうという気になるでしょう。
その流れで、道路や補給の改善状態も明確になると思います。
この辺り、とりまとめるものがいなかったり、情報の正確さに不安のあるネットと違って、マスコミが非常に優位な点なのに、まるで活かされていないようです。
ネットへの批判は多いくせに、ネットを頼らずにテレビだけで情報を伝えようとする努力に欠けます。
視聴者の欲しい情報を、テレビがピンポイントで放送しているとは限らないのだから、1時間事に各局持ち回りで情報伝達を行うというのはどうでしょう?
13時から14時までは日本テレビが担当し、災害情報だけを流すとか。原発の状況、各地の安否確認できない人数、それぞれの連絡窓口、各避難場所での流通の可否等。
困っている人と、助けたい人の、間を取り持つことを優先してもらいたいと思います。


マスコミはできることが多いくせに、手を抜いたり、金を惜しんだりして、人を救うという意志に欠けています。
大事件で取材に行くのはいつもの仕事だし、我先にと特ダネを競うのも変わりません。人の不幸をメシの種にして、せいぜい義捐金のテロップや告知をするだけ。
被災地のために何かをしようとする人間が多い中、一番他人事として協力体勢が見られないのはマスコミだと思います。


そう言えば、政治家の作業服も腹立たしいけど、キャスターのヘルメットも苛つきました。
危険だと言うなら、背後で働いている社員も被るべきです。
それも、髪型を乱したくないため、非常に浅く被っているため、格好だけなんですよね。