プールにガソリンとか……。


民主党議員が被災地支援の方法を検討している事例として、「使えなくなったガソリンスタンドの替わりに、プールへガソリンを貯蔵できないか検討したが、消防法の規制で断念した」と発言したようです。
うーん……。
液体のガソリンは発火の危険があるけど、気化したガソリンは爆発の危険性があるんですよね?
正直、私も疎かったので「ひぐらしのなく頃に」で覚えた知識だから、あまり偉そうには言えません。
ただ……、ガソリンの危険性を『本当に』理解しているなら、この発言は出ないと思います。
無知なだけなら問題は少ないのですが、これをテレビで発言してしまう背景には、多くの問題が重なっていると思われます。


まず、断念した理由が消防法としており、危険性をいまだ自覚していません。
ありえない程に危険な提案をしたことを理解しているのならば、恥ずかしくて口にできないでしょう。
危険度を理解していないから平気で口にしており、規制がなかったら配慮もせず実行してしまいそうです。


また、規制や法律の存在意義を軽く考えすぎています。
常に批判者の立場にある民主党は、既存の規制や法律を、権益を守るための道具と認識しているのでしょう。
規制への反発が大きいために、「規制される理由」に思い至っていないと思われます。


一番の問題は、こんなにもおバカな提案を活動例としてあげてしまうほど、民主党は有効な対応や提案を持ち合わせていないということです。
だって、有益な対応を取れているなら、そっちを口にして宣伝するでしょう?
それが出てこないということは、実現性のない提案ばかりでまるで役に立っていないことの証拠ではないでしょうか。