>忘念のザムド 3話を見て。


物語そのものは、これからの展開だとは思います。
ですが、「助けたのだから感謝するのが当然」「この船に乗っている以上は従え」という押しつけがましい行動が、もの凄く腹立たしいです。
どれほどお偉いか知らないが、人を拉致っておいて、なんの説明もしないのがデフォルトって、人の行動としてどうかと思います。
乗員が悪人なら文句はないんですが、そうじゃありませんよね?
多くの事情を握っており、まがりなりにも助けようと考えているなら、状況を知らせるのが近道でしょう。
「視聴者の興味を引くため」の無茶な展開に思えて、とても不愉快に感じました。


>ファントム


私は原作が大好きです。
ハードボイルド一辺倒というのは、敬遠しがちですが、これは面白かった。
だからこそアニメのデキには不満が大きいです。
・OPやEDがすごくサイコ調というか、宗教臭いのがイヤです。
ファントムは徹底した現実感が強みだと思います。自分探しらしき部分もありますが、あくまでも思索であって、信仰とはほど遠いと考えています。
殺伐とした雰囲気を、湿っぽくさせるのは勘弁してもらいたいです。
・実際の戦闘や暗殺計画が、場当たり的な派手なアクションなのがイヤです。
原作における「アメリカ旅行中の学生が最強の殺し屋に」という物語が成り立つのは、それ以外の部分を、極力リアリティあるもので固めているからだと思います。
アニメ化した途端、あちらこちらに粗が目立ってしまい、物語そのものを陳腐に見せているようです。
オリジナルでエピソードを挿入したり、戦闘を増量するなら、もう少し吟味して欲しいと思います。
脚本家や演出家が、この作品に向いていないのではないでしょうか。


クイーンズブレイド


なんか、いろいろと凄いですね(笑)。
「ふもっふ」では様々な「隠し方」を楽しませてくれたし、「ガンソード」ならネタ的な「隠し方」を選択してました。
この作品では、「裸が見たければOVAを待て」。テレビ放映時はてっとり早く光で隠しとけばいいというスタンス。
あざといですね。それなりに、売り上げに貢献しそうだし(笑)。
元ネタによる事情なのでしょうが、登場キャラを雑に扱えないためか、突出した活躍を避けることもあって、物語が散漫で平坦な印象でした。
ところで、伯爵があの姉を差別しているとしたら、前提条件が噛み合わない気がします。
そもそも、生まれの良くない女に手を出して、生まれた子供を認知したのはなぜなの?


けいおん


物語に特筆すべき点はありませんが、それでも楽しめます。
演出が違うだけで、受ける印象は段違いになるようです。
京アニの熟練の技というべきでしょう。


バスカッシュ


動きなんかは気合いが入っているし、製作状況は非常に素晴らしいのだと思います。
ただ、主役がバカすぎて私にはちょっとあいませんでした。
また、ビッグフットの操作系をボール感覚にしたのが非常に疑問。
生身のダンがバスケ上手だったら、そもそもビッグフットに乗る理由は乏しいとおもうんですよね。生身でプレイしている描写がそもそも欠けているし。
生身では下手だけど、ビッグフットなら上手というシチュエーションが、私の好みです。


マジンガー


 理屈抜きで楽しんでおります。
 今川監督なんだし、これで期待するなというのが無理です。


ジャイアントロボ」の「地球が静止する日」もラストエピソードの一つ前という話ですが、今回はまさにそんな感じでしたね。
 クライマックス直前の最大に盛り上がるシーンのダイジェスト。
 マジンガーはロボットアニメの原点なわけですし、今さらネタバレもなにもないでしょうし、導入としてはアリだと思います。

 
ゲッターロボ」の流竜馬や神隼人なら、化け物相手でも互角に戦ってもらいたいと思うのですが、兜甲児の場合はあくまでも普通の人間であって欲しいと感じます。
マジンガー」は普通の少年が人を越える力を持った物語であるべきですよね。