少年ジャンプ3号


>ワンピース


 今週のベストはなんといっても、ワンピースでしょう。
 情けなくて、恥ずかしくて、みっともない。だけど、今回のウソップは非常にカッコいいと思いました。
 先日のゴーイングメリー号に限らず、仲間を失う展開は非常に読者の心を揺さぶります。しかし、死別するような時点ではすでに不可避となった状態であり、登場人物によって状況が改善されるわけではありません。しかし、今回の場合は違います。
 自分の意地を張り通すのも一つの選択ですが、ウソップはそんな意地やプライドを捨てて謝罪します。実際、ウソップもメンツにこだわって言い出せずにいたものの、最後の最後に仲間とともにいることを望みました。ラストで私も泣きました(笑)。これがゾロやサンジならばそのまま決別しそうなので、お調子者のウソップならではの名場面となりました。
 同じように別れに関するシーンとして、アーロン編の前にナミが裏切った下りがありました。ココヤシ村のためにルフィ達を裏切り、「また逢えるかなあ」とつぶやきながら涙をこぼすナミ。地味ながらも名場面だったと思います。
 振り返ると、今回のシリーズはウソップが大活躍でした。ゴーイングメリー号を巡ってルフィと対決したり、意地を貫くために仮面をかぶって手を貸したり、塔の上からロビンのピンチを救ったり。もちろん、今回の仲直りも含めて。


 気になったのが、次の点。
そげキングの使っていた巨大パチンコ”カブト”を持っていませんが、忘れたのでしょうか? 組み立て式?
・「バカはおめぇだ」と言っているゾロの向こうで喜んでいるのは誰なのでしょうか? フランキーには見えないし、サンジのキャラっぽくないような……。


>ブリーチ
 敵のインフレが激しすぎるのと、新キャラが脈絡なく強かったりと、展開に眉をひそめていましたが、今回のネタは楽しかったです。


>P2!
 棺桶に片足をつっこんだ様です。というか、死亡確定?
 ほんわかした雰囲気をもつスポ根ものとして、楽しめていたのですが……。
 やはり、週刊誌でやるには地味だったようです。「素人だけど強力な才能で勝ちまくる」形式でなければ苦しいのでしょう。